
永年僕らが愛聴し、そして広めようとしてきた「戦前日本のジャズソング」そして「昭和ジャズ歌謡(の原点」がいよいよ復刻CDとして大手各レーベルより発売されることになりました!
(ビクター・テイチク・キング・コロムビア合同企画)
名付けて「ニッポンモダンタイムスシリーズ」!!!
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これらは講談社より発売中である毛利眞人氏の著書「ニッポンスウィングタイム」を下敷きに、戦前の日本のジャズシーンを音で体感しようと言うコンセプトのCDであります。
これらは決して「懐メロ」ではなく、スタンダードナンバー・またはポピュラーソング、はたまたワールドミュージックなどとも分類される曲ばかりを集め、特に若い人々に聴いて頂ける様に細心の選曲を施した、画期的CDとも言えます。
たとえばターゲットを購買層に絞り、歌手オムニバスであれば徹底的にイメージ重視に作り上げました。もちろん素晴らしいヒット曲も挿入しましたが、コンセプトにかなうベストな曲ばかりをチョイスしたわけです。
今回のシリーズは11月23日から発売になり、来年1月までに8タイトルのリリースが決定しております。
また、1月には毛利眞人氏による二村定一に関する著作も講談社より発売されることになっております。
思えば約10年前、エノケン生誕100年イベントの際に、僕と毛利さんは江戸東京博物館の壇上にイベント・復刻CD製作者として出演したわけですが、その際に提唱した「若い人にジャズソング・SP時代の心地よい曲を聴いてもらいたい!」と言う願望は、紆余曲折を経て今日まで停滞していたわけですが、なんとかここに結実したのはひとえに毛利眞人氏の著作の影響が絶大なのと、大手で復刻CDのヒットを送り出してきた高橋正人氏、そして各レーベルで第一線級の若手ディレクターの方々の着眼点が素晴らしかったのだと思います。
いきおい、こう言ったマニアックな商品は「自己満足」に陥りがちですが、広く協力していただける方や皆さんの意見を聞いたうえで「買っていただける方が楽しんでいたけるモノ」として、そして普通の音楽好きな方に聴いていただいても「楽しめる」と言う視点を大事にしました。
僕は制作してゆく中で常々「黒澤明や小津安二郎の映画を観るように」全編聴き終わった時に感動できるもの、構成力のあるモノを出しましょう!と提唱してきました。
これは、僕らの自己満足ではない。レーベルの方々にも自己満足では迷惑を掛けてしまいます。
僕らチームはそう言った意味においても「なるべくたくさんの方に楽しんでもらえる」よう全力投球してきました(今現在はまだ制作進行中ではありますが)
そして、制作するだけではない、皆様にこの素晴らしいCDを知っていただき手に取っていただきたいのであります。
幸い、若いジャズ愛好家の知人や先輩方の協力も得ることが出来、少しづつ情報が広がりつつありますが、この点においても僕らの全力投球は続くわけです!
ちょっと、論点がずれましたが、今回は11月に発売になる2アイテムをご紹介しましょう。
「Empire of Jazzディックミネ」
www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/mine/disco/ch37270.html
「藤山一郎 / ジャズを歌う」
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000149/VICL-63813.html
デイック・ミネに関するCDは今までテイチクより各種発売されてきましたが、今回は上記のようなコンセプトにより、選曲の殆んどは毛利眞人氏が担当しました。
特に、カバー曲のアレンジの妙は大変素晴らしく、迫力あるテイチクサウンドが満載であります。
このパワフルかつバタ臭いサウンドは、きっと今を生きる若い世代にもきっと気に入っていただけるものと思います。
また、昭和ジャズ歌謡の原点もここに多数収録しました。テイチクサウンドの原点をここに見ることができ、これらが戦後のジャズブームや石原裕次郎などのにっかつ映画サウンドへと受け継がれていった、なんて思いながら聴くと実に興味深い楽曲ばかり。
是非オススメの一枚。
そして、今までに全く無いコンセプトのCDとして「藤山一郎ジャズを歌う」ですが、これはビクター・テイチク時代の若き藤山一郎時代の歌声の中から、特にジャズ・ポピュラー音楽だけにスポットをあて、今聞いても楽しめる曲ばかりで纏め上げたという画期的CDであります。
実はこのコンセプト、ずいぶん前から構想にはありました。しかし、今回シリーズとして発売するにあたり、また特に今年は生誕100年でもあり、それを記念する意味も含めて本当の意味において現代にマッチした内容に構成しなおして発売し、世の中に藤山一郎を現代の視点において評価してもらおうと思いました。
という事で、全シリーズの中で奇跡の1枚であり、僕の中では密かに一押しであります。
(ライナーに使用した写真は全て僕が秘蔵している藤山一郎の未公開写真ばかりです)
友人のジャズ評論家である柳樂光隆氏は「ディック・ミネと藤山一郎は全く対照的であるから、これは両方とも購入して聴き比べると楽しめる」と推薦してくれました。
これぞ、戦前ジャズソングのダイナミズムであり、是非その空気感を比較して聴いてみてください!










